チャンネルセパレーション/クロストーク
チャンネルセパレーションは、一方のチャンネルの目的信号が、他方への漏れ信号をどれだけ上回るかをデシベルで表します。正の分離度が高いほど、漏れは少なくなります。クロストークは、同じ比を、信号を加えたチャンネルに対する負の値で表す場合があります。測定では、信号を加えるチャンネル、測るチャンネル、試験周波数、動作レベルを定めます。分離度は周波数によって変わる場合があります。
Cartridge
一方のチャンネルだけに録音した溝でも、カートリッジの他方のチャンネルに小さな信号が生まれます。分離度は2つの溝壁に対するピックアップの応答を反映し、カートリッジの取り付け調整と試験周波数によって変わります。
Tuner
ステレオ分離度は、ステレオ放送から復調したチャンネル間の漏れを表します。電波の強さと、チューナーのステレオ復号や混合動作により、強い受信と弱い受信で分離度が変わる場合があります。
Cassette Deck, Reel-to-Reel
分離度は、同じ録音プログラムの左右トラック間の漏れを測ります。ヘッドとテープの調整状態、トラック配置、試験周波数が、測定されるチャンネル間の伝達に影響します。
Power Amp, Headphone Amp
アンプ出力の分離度試験では、負荷も試験条件に含まれます。共通回路や戻り経路を通じた漏れは、出力レベルと、各チャンネルに接続したインピーダンスによって変わる場合があります。
Step-Up Transformer (SUT), MC Head Amp
出力での分離度は、フォノイコライザーの前にある、2つのカートリッジ信号経路間の漏れを示します。カートリッジの出力インピーダンスと、後段のフォノ入力負荷も、その電気試験に含まれます。
Preamp, Equalizer, Crossover
ライン出力での分離度は、プロセッサーのステレオ信号経路間の不要な伝達を測ります。選択した入力と利得・フィルター設定によって、測定対象となる回路が特定されます。
DAC, Digital Tape Recorder, MiniDisc
一方のデジタルチャンネルの試験信号は、目的のアナログ出力を生み、他方に測定可能な漏れを生じさせます。結果には、変換回路とアナログ出力回路でのチャンネル間結合が含まれます。